救命のための輸血に関する当院の基本方針

当院では、患者の皆様の意思を尊重した最善の治療を行わせていただいており、無輸血治療を希望する場合には相対的無輸血を原則として輸血を控えるよう努力します。

しかしながら、出血を伴う処置、手術、分娩などの治療を行う際に、輸血しなければ命を助けることができないと判断した場合には同意書の有無に関わらず輸血を行うことを基本方針としています。

当院の方針に同意していただけない場合、すなわち輸血を行わないことによって生命が失われることになったとしても、 輸血を行わない絶対的無輸血を望まれる場合には、誠に残念ですが当院以外の施設での治療を選択していただかざるを得ません。

当院の基本方針に関する以上の点をご理解いただいて、治療を受けていただきますようお願い申し上げます。

帝京大学医学部附属病院
病院長