外来化学療法室
帝京がんセンター外来化学療法室
2007年7月から稼動しています。
全部で20ベッドで稼働しており、各診療科外来で指示される予約制の抗がん剤治療に関して、専門の腫瘍内科医師のもとで、認定看護師や認定薬剤師が常時勤務し、患者の皆様の安全性を第一に考え、リクライニングシートなどの快適な環境で抗がん剤治療を受けていただいています。
抗がん剤のメニュー自体は病院内で使用されるものがすべて事前登録制となっており、医師の誰が処方しても医師の間で治療内容のバラつきが見られないようになっています。また、抗がん剤専門の熟練した医療スタッフチームによる治療であり、幾重にも処方内容や実際の治療スケジュール、治療量などに関する薬剤師、看護師、医師の各レベルで安全確認作業が入ります。治療内容によっては点滴治療に数時間かかる場合もありますが、快適さという面では専用設備として個人用TVなどを楽しみながら治療を受けることができます。化学療法室専属の看護師もおりますので、治療後に些細なことと思われることであっても、ご自宅などで心配なことがあれば次の外来を待つことなくお電話でご相談いただけます。繰り返しの化学療法を行う場合でも、期間の長い入院を我慢することなく、安全で快適な通院治療が受けられます。多くのがん患者さんが実際に、食欲不振や嘔気など抗がん剤の副作用なども入院するほどの問題を抱えることなく普通に通院治療を行っています。