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ME部

ME部とは

ME部は診療協力部門に属し部員数20名にて、中央手術室(人工心肺、ペースメーカ、ダヴィンチ手術、ハイブリッド手術、TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)、Mitra Clip(経皮的僧帽弁形成術)、Watchman(左心耳閉鎖術)などの低侵襲治療法その他手術室業務、心臓カテーテル検査室(PCI、EPS、ICD、PTAなど)、腎センター(各種血液浄化)、臨床工学センター(院内医療機器中央管理)、集中治療部門として高度救命救急センター(E-ICU)、循環器センター(C-ICU)、院内集中治療室(G-ICU)、新生児集中治療室(NICU)の診療補助などを業務として行っている。また、当直体制をとっており業務時間外、夜間、休日の緊急の依頼に対応している。
また、安全管理部、安全管理委員会、医療機器安全管理委員会と連携・協力し、院内医療機器の保守管理、点検や安全使用のための研修会を行っている。
近年では新型コロナウイルス感染症の感染拡大・重症化により、人工呼吸器や ECMO、血液浄化装置などの多くの生命維持管理装置が使用され、医療機器の操作・保守管理を行う専門家である臨床工学技士は、24時間体制で医療機器の作動状況を確認し、患者の容体に合わせた対応を行って来た。

中央手術室

基本的に手術に係わる診療科すべての医療機器の取り扱い、トラブルシューティングに対応する。また、人工心肺装置や自己血回収装置の操作、ペースメーカ関連業務やダヴィンチ手術、ハイブリッド手術室にてステントグラフト置換術や経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)、僧帽弁閉鎖不症に対するカテーテル治療(マイトラクリップ)にチームの一員として参加。手術室内の多くの医療機器は医療機器管理ソフトを使用し機器管理も行っている。

心臓カテーテル検査室

心臓カテーテル検査では、検査(冠動脈造影、電気生理)、治療(PCI、アブレーション)における計測データや使用材料を記録管理し、その際使用される大動脈内バルーンパンピング装置(IABP)、血管内超音波装置(IVUS)や補助循環装置(ECMO)、循環補助用心内留置型ポンプカテーテル インペラ(IMPELLA)などの操作、管理も行っている。

腎センター

各種血液浄化を行っており、血液透析はベッド数19床(多人数用透析監視装置15台、個人用患者監視装置4台on line HDF対応)、病棟透析専用装置として2台、個人用RO装置2台、アフェレーシス装置3台を臨床使用し保守、点検等を行っている。特殊血液浄化は血漿交換(PE)、二重濾過血漿交換(DFPP)、血漿吸着(PP)、白血球除去療法(LRT)として非選択的除去(LCAP)、顆粒球、単球の選択的除去(GCAP)、胸・腹水 再還流(CART)などを行っている。

臨床工学センター

人工呼吸器、輸液ポンプ、シリンジポンプなどを中心に点検、保守。医療機器安全点検システムを機器管理ソフト(Web MARIS)を導入し、病棟からのオーダーを直接臨床工学センターパソコンで受けるなど中央機器管理を行っている。
また、医療機器情報の収集や貸し出された人工呼吸器及びAEDの毎日病棟ラウンドを行い使用状況、使用中動作確認等を行っている。その他、定期的に人工呼吸器を中心とした院内講習会を開催し基本的な操作方法から取り扱いの注意点を教えている。

集中治療部門

高度救命救急センター(E-ICU)、循環器センター(C-ICU)、院内集中治療室(G-ICU)と新たに新生児集中治療室(NICU)は毎日巡回を行い、機器の使用状況、使用中動作確認を行うと共に血液浄化、補助循環などの依頼はオンコール体制にて診療補助業務を行っている。


認定技士・その他資格の名称と人数(重複あり)

透析技術認定士 9名
呼吸療法認定士 3名
体外循環技術認定士 6名
第1種ME技術実力検定 5名
臨床ME専門認定技士 5名
第2種ME技術実力検定 13名
医療情報コミュニケータ 1名
認定医療機器管理 1名
ITE(心血管インターベーション技師) 4名
臨床検査技師 1名
正看護師 1名
血液浄化専門臨床工学技士 1名
不整脈治療専門臨床工学技士 1名