
周産期領域での救急・重症管理、治療に対応できる施設として、平成10年4月に都から認可された総合センターのひとつです。
当センターには母体・胎児集中治療室(MFICU)を10床と新生児集中治療室(NICU)を12床備えており、地域の医療機関と連携を図り、周産期に係る高度な医療を行うことをめざしています。
出産においては250件に1件の頻度で危険を伴うとされていますが、出産年齢の高齢化などによりハイリスクの妊娠・出産は、ますます増加傾向にあります。
切迫早産や前期破水、妊娠高血圧症候群などの妊婦さんは、周産期センターで厳重な母体・胎児モニターを行い、安全と判断できる場合にはできるだけ待機し、母児に負担がかかり始めていると判断される場合には早めに、より元気な状態で出産させることが必要です。
その一方で、正常分娩においては自然で快適な経過をたどることが求められています。
当センターでは正常分娩はLDRにおいて快適性を追求し、予期せぬ危険が突発した際には周産期センターとして安全性を追及する、という理想を実現すべく、24時間態勢で臨んでいます。