臨床研修センター

センター長のごあいさつ

当院の特色

臨床研修センター長  山本 貴嗣

 当院は病院の理念として「患者そして家族とともに歩む医療」を掲げており、高度な医療をより安心、安全に提供することに日々努力を重ねています。特定機能病院としてあらゆる分野で専門性の高い医療を提供できる体制が整っています。救急医療においては、3つの部門(高度救命救急センター、外傷センター、総合診療ERセンター)が連携しながら、広範囲にわたる質の高い救急医療を提供しています。またがん診療の分野では、地域がん診療連携拠点病院(高度型)として帝京がんセンターを中心に、患者さんに寄り添いながら、様々な腫瘍の診療に当たっています。
 当院では、初期臨床研修・専門研修にも力を入れています。病院6階にある臨床研修センターが中心となり、十分な臨床経験が可能な、バランスのとれた研修プログラムを提供するように努めています。主だった専門学会の研修施設としての認定も受けており、専門医資格の取得に適した環境を有しています。また同センター内には、初期研修医一人ずつに机が貸与されており、学習の場としてのみならず、研修仲間との交流の場としても居心地のよい場所になっています。臨床研修センターのスタッフが隣りに常勤しており、必要時に相談がしやすい環境です。


初期臨床研修について

 初期研修プログラムとしては、総合コース、小児科コースと産婦人科コースの3つがあります。また、ER・救命救急分野の研修を特に希望する場合には、総合コースの枠内で柔軟に対応しています。
 当院の初期研修プログラムでは最初に約4週間の基礎研修を行っています。この期間に医師としての全人的な資質を滋養するための基礎を培い、更に救急医によるACLS講座、 院内事故調査制度、医療事故や医療訴訟への対応、 病棟における日常の基本的業務および手技に関わる講義と実習など、実践で必要な知識と技能の確認を行います。
 2年間の研修内容としては、必修科目として、内科24週、救急部門12週、外科・産婦人科・小児科・精神科、地域医療をそれぞれ4週のローテーション研修を行います。その他、最大40週の選択研修ができる制度となっており、広く多くの科を見て見分を広げることができますし、また将来専攻したい分野の研修を深めることも可能です。皆さんの希望を最大限尊重して研修プログラムをスタッフがサポートしながら立案しています。


地域医療機関との連携で豊富な症例を確保

 当院は地域医療においても重要な役割を担っています。 医療連携室を中心に近隣の医療機関と緊密な連携を図りながら、救急疾患を含め、いわゆるプライマリケアの対象となる多数の疾患に対する治療を行っており、 臨床研修上必要な症例は十分確保されています。さらに院内感染や医療安全、保険診療など各科に共通したテーマで、全職員を対象とした研修会をはじめとし、 各種のセミナー、講習会を開催しており、卒後研修の充実を図っています。また、月1回程度、当センター主催のランチョンセミナーを開催するなど、日常的な相談などがしやすい環境です。


専門研修について

 当院では毎年50名のシニアレジデント(当センター所属の常勤医で専門研修を学ぶ専攻医)を募集しており、2020年度には49名が入職しました。初期研修を終えていずれかの診療科で更に研鑽を積みたい先生を広く受け入れており、他病院で初期臨床研修を終えた方も大歓迎です。研修内容については、各専門学会によって認定されたプログラムに沿ってそれぞれの専門科が実施していますので、詳しくは各診療科ホームページをご覧ください。


研修医への期待

 研修する全ての研修医が、研修期間中に全ての臨床医に共通して要求される基本的知識、技術を修得し、患者を全人的に診る能力を身につけるとともに、将来専攻する各専門分野で役立つような診療の基礎を修得するよう期待しています。 また同時に、一生の財産となる研修仲間を見つけ、関係を育み、今後の豊かな医師生活を送る礎を築いていただきたいと願っています。

2020年4月
臨床研修センター長
山本 貴嗣