低侵襲弁膜症治療センター
診療内容・特色
低侵襲弁膜症治療センターでは、常に新しい技術を用いて患者さんの回復を早める治療を行っています。具体的には、ロボット手術やカテーテル治療などが含まれます。心不全の原因となる弁膜症の治療において、体への負担が少ない手術、カテーテル治療を中心に行っており、患者様の早期回復と社会復帰を目指しています。
主な治療方法
ロボット手術、内視鏡手術、MICS(低侵襲心臓手術)
4K-2D,3D内視鏡や手術支援ロボット(daVinciシステム)を用いて低侵襲手術を実施しています。胸骨を切開せず、小さな創(3-4cm)から手術を行うことで、術後5-7日で退院でき社会復帰も早いことが証明されています。再手術や胸郭に変形がある場合でも積極的に対応しています。僧帽弁閉鎖不全症(逆流)、大動脈弁閉鎖不全症(逆流)、大動脈弁狭窄症、僧帽弁狭窄症、心臓中隔欠損症、心臓腫瘍などが適応となります。また、希望される患者さんには小さな創での冠状バイパス術(ロボット手術、MICS-CABG)も積極的に行っています。
ロボット心臓手術の様子と手術創部
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)
日本国内で2013年から保険適用され、帝京大学では2023年(対象期間:2023年1月~2023年12月)は168件の実績があります。造影剤を使用しないTAVIや透析症例、他院での困難例も対応しています。
経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip)
僧帽弁閉鎖不全症に対する新しい低侵襲カテーテル治療で、帝京大学では2023年(対象期間:2023年1月~2023年12月)は36件の実績があります。経食道エコーを使用して、イメージング技術を駆使した精密な治療を行っています。手術時間は平均30分から1時間と非常に短く、迅速な治療を提供しています。
スタッフ
心臓血管外科
- 教授
- 今水流 智浩
後天性心臓血管外科治療
大動脈手術
弁膜症手術
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)
不整脈手術
胸部・腹部ステントグラフト手術
末梢血管外科手術
心臓補助デバイス(Impella・VAD)
- 助教
- 尾澤 直美
成人心臓血管外科治療
ロボット手術
低侵襲心臓手術
- 助教
- 植原 裕雄
心臓血管外科全般
循環器内科
- 教授
- 渡邊 雄介
循環器一般
弁膜症
経カテーテル大動脈弁植え込み術(指導医;procter)
経皮的僧帽弁接合不全修復術(M-TEER)
冠動脈インターベンション
経皮的左心耳閉鎖(WATCHMAN)
経皮的PFO閉鎖術
お問い合わせ
低侵襲弁膜症治療に関してご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
専門の医療チームが患者様一人ひとりに適した治療プランをご提案いたします。
- 03-3964-1211(代) 受付時間(月~金)13:00~17:00
- 医療連携室(予約専用)
- 初診で紹介状をお持ちの方は、医療連携室にて予約をお取り致します。
TEL03-3964-1498
電話予約時間(平日)8:30~17:00 (土曜日)8:30~12:30