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下部消化管

下部消化管

診療内容・特色

診療内容

下部消化管グループでは主として大腸・肛門、小腸の病気の診断と治療を行っています。下部消化管に関わるすべての外科的疾患を扱っており、大腸がん、大腸ポリープ、痔核、痔瘻、炎症性腸疾患、腸閉塞などが主な診療対象です。虫垂炎や鼠径ヘルニアなども診療いたします。
外科手術のほかに大腸がんの化学療法、緩和医療、大腸内視鏡検査、注腸造影検査などの検査も行っています。どのような時に下部消化管グループを受診するかについては特徴・特色の項をご覧ください。

特徴・特色

下部消化管グループでは主として大腸・肛門、小腸の外科的疾患の診断と治療を行っています。当グループでは大腸肛門病学会より認定された指導医専門医を中心に、火、木、金曜日、担当医が外来診療を行っております。急病の場合にはいつでも対応可能です。

下部消化管グループで診療する病気

腫瘍性疾患 大腸がん、肛門がん、小腸がん、大腸ポリープ、大腸ポリポーシスなど
肛門疾患 痔核・脱肛,痔瘻・肛門周囲膿瘍、裂肛、直腸脱、肛門ポリープなど
炎症性腸疾患 潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性大腸炎、腸ベーチェット病、大腸憩室炎など
機能性腸疾患 便秘、大腸憩室症、偽性腸閉塞症など
急性腹症 急性虫垂炎、穿孔性腹膜炎、腸閉塞症、急性腸間膜血管閉塞症など
小腸、大腸、肛門のあらゆる外科的疾患が対象となります。

1.「帝京大学外科の下部消化管グループの特色は?」

  1. (a) 検査、手術から再発予防の化学療法、再発治療の化学療法、緩和医療に至るまで一貫した診療体制をとっています。
  2. (b) 年間2023年(対象期間:2023年1月~12月)大腸がん手術数は180例を越え、進行度が低いがんはほとんど腹腔鏡下に行っています。
    下部直腸がんには放射線療法、化学放射線療法、自律神経温存、自然肛門温存術式などによりできるだけ排便、排尿、性機能を損なわないように工夫しております。
    ロボット支援手術も積極的に導入しており、直腸癌と結腸癌の両者に対してロボット支援手術を行っています。
  3. (c) 腫瘍性以外の疾患も可能な限り腹腔鏡下手術を導入し、潰瘍性大腸炎、クローン病、機能性腸疾患などはほとんど腹腔鏡下に手術を行っています。開腹既往がある方々に対しても、腹腔鏡下での癒着剥離手技を行いながら原病に対する手術を行っています。
  4. (d) 大腸内視鏡、注腸造影、大腸超音波などの検査をすべてグループ内で行っており、下部消化管疾患の診断と治療が有機的に行われています。
  5. (e) 大腸がんの化学療法はエビデンスに基づいて行い、効果と副作用のバランスに配慮して行うようにしています。
  6. (f) 人工肛門外来でストーマの管理指導を行っています。
  7. (g) がん終末期の患者さんに緩和医療を行っています。

2.「どのような症状の時に下部消化管グループを受診するとよいですか?」

  • 腹痛(中下腹部、側腹部が痛む)
  • 腹部腫瘤(腹にしこりを触れる)
  • 腹部膨満感(腹が張る、ガスが出ない)
  • 嘔気・嘔吐(気持ち悪い、吐く)
  • 下血(便が赤い、便に血が付く、血が肛門から垂れる、肛門を拭いた紙に血が付く)
  • 便通異常(便秘、下痢、残便感がある、便が細い)
  • 肛門部症状(肛門が痛い、痒い、湿る、いぼを触れる、肛門のそばが膨らんで痛い、膿が出る)
  • ストーマトラブル(人工肛門の管理困難、腸の脱出、出血、変形)

などがみられる場合です。健康診断で便潜血陽性を指摘された場合も遠慮なく受診してください。

3.当グループを受診していただく際のお願い

まずかかりつけの先生(ホームドクター)に相談のうえ、紹介状(診療情報提供書)を書いていただくことをお薦めします。これは患者さんのこれまでの病状、治療内容を正確に把握するためです。また、かかりつけの先生に受診日時を予約してもらうこともできます。かかりつけの先生がおられない場合や緊急の場合には直接受診していただいてもかまいません。

4.当グループ外来のシステム

火、木、金曜日はグループ医師が外来を担当しています。グループ医師が総合的な診療に当たっておりますが、別表の担当医のいずれの外来を受診されてもかまいません。
また、水曜日午後の「人工肛門外来」ではストーマに関する疑問、トラブルなどにストーマケアを熟知したナースが対応致します。


スタッフ

教授
落合 大樹

下部消化管

准教授
野澤 慶次郎

消化器外科
主に下部消化管

准教授
端山 軍

下部消化器外科

助教
福島 慶久

消化器外科
主に下部消化管

助教
浅田 祐介

一般消化器外科・大腸外科

臨床助手
浅古 謙太郎

下部消化管外科

シニアレジデント
宮田 敏弥

消化器外科

シニアレジデント
池畑 泰行

一般消化器外科・大腸外科


専門外来

ヘルニア外来

鼠径部ヘルニアとは:臓器や組織の一部が体の弱い部分やすき間から本来ある場所でない部分にはみ出している状態を指します。鼠径部(足の付け根付近)で起きるものに、鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアがあり、鼠径部ヘルニアでは小腸が出てくる場合が多いので、俗に「脱腸」と呼ばれています。
ヘルニア治療:当科では鼠径部切開法、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術を行っております。

外来診療担当表


外来受付

再診予約・変更電話
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受付時間(月~金)13:00~17:00
医療連携室(予約専用)
初診で紹介状をお持ちの方は、医療連携室にて予約をお取り致します。
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