ACS
診療内容・特色
Acute Care Surgery (ACS)とは、2005年に米国外傷外科学会 (The American Association for the Surgery of Trauma)が定義した、time sensitiveな急性期外科病態である外傷、一般外科緊急手術、外科集中治療を取り扱う専門分野です。近年ではその3つにsurgical rescue(外科的合併症に対する緊急対応)、待機的手術が加わり、ACSの5本柱として知られています。当院外科学講座では、2023年4月より正式にACS部門が成立しました。重症外傷や外科的病態の患者さんの緊急手術に特化したチームとして、地域医療に貢献し、若い世代の外科医に対するACS教育にも力を入れています。日本では、外科学講座の一部として機能しているACS部門はまだ少なく、当講座の特色の一つです。海外臨床留学経験豊富なスタッフのもと、世界標準の急性期外科治療を実践すべく、臨床・教育・研究に取り組んでいます。