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薬剤部の教育・研修

薬学生の実務実習

実習生が大学で学んだ薬学の知識を実際の症例や事例で活用して、課題に対応できる実践的な臨床能力を修得できることを目指しています。薬剤部では各部署に実習推進担当者を配置し、実習生と薬剤師が共に実りのある実務実習となるよう、協力して実習内容のブラッシュアップを図っています。将来、医療や薬学関連領域で働く実習生に対して、視野を広げ多面的な考えを持つための良い経験が積めるよう、薬剤部員一同で実習生の将来に対するサポートとなる実習にしたいと考えています。


第12回薬薬連携研修会「がん化学療法と検査値」を開催いたしました(ご報告)

病院と保険薬局の薬剤師が知識を共有し、連携の強化と薬学的管理の質の向上を図ることを目的として、地域の保険薬局薬剤師を対象とした「第12回薬薬連携研修会」を10月8日に開催いたしました。
今回もこれまで同様、Zoomを活用したWEB形式での実施となりましたが、近隣の保険薬局や関連施設などから53名の方々にご参加いただきました。
第12回研修会では、「がん化学療法と検査値」をテーマに、当院薬剤部の手島勲より「がん化学療法における検査値の見方と薬学的介入」について講演を行いました。
がん薬物療法を受ける患者さんの支援において、検査値は治療に伴う有害事象や患者さんの全身状態を把握するための重要な情報です。一方、日常業務で目にする検査値についても、その変動の背景や臨床的意義を患者さんの症状、服薬状況などと関連づけて評価することが求められます。
今回の研修会では、検査値を単に数値として捉えるのではなく、患者さんの状態を読み解く手がかりとして活用し、薬学的介入につなげる視点を共有することを目指しました。患者さんから得られる情報と検査値を組み合わせて考えることが、より適切な服薬支援や有害事象への早期対応につながると考えています。
当院では、今後も病院薬剤師と保険薬局薬剤師が共通の視点で患者さんを支援できるよう、研修会や情報共有の機会を通じて薬薬連携の充実に取り組んでまいります。
薬剤部では、地域の保険薬局との連携をさらに深め、がん薬物療法を受ける患者さんが安心して治療を継続できるよう、より質の高い薬学的支援の提供に努めてまいります。
次回の薬薬連携研修会については、詳細が決まり次第、当院ホームページ等でご案内いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


薬剤師卒後教育研修プログラム

帝京大学医学部附属病院薬剤部は、科学の進歩に伴う医療の高度化、少子高齢化社会における地域医療連携と国民の健康維持・増進という観点から、社会や医療現場の期待に応え、地域住民や個々の患者のニーズに対応できる薬剤師の養成を目指すため、薬剤師の卒後教育研修プログラムを提供している。

基礎や臨床および社会薬学領域での研究の意義を理解し、医療における問題点を科学的・論理的に考え、薬学的視点から問題解決を推進する姿勢を示すことができる薬のプロフェッショナルとして、誰からも信頼される薬剤師を育成することを目的としている。

本教育研修プログラムは、近隣の保険調剤薬局薬剤師や中小病院の薬剤師と相互に連携を取りながら、今後の医療体制に対応すべく多くの薬剤師に活用いただける内容になっており、新人職員配属ローテーションとして初級研修コースを設け充実したプログラムが作成されている。薬剤部では日本医療薬学会の専門・指導薬剤師、がん専門薬剤師をはじめとし、外来がん治療認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、栄養サポート(NST)専門療法士など多くの分野における学会認定資格者が担当し、薬剤師の指導を行っている。

本プログラムにおいて、最先端の高度医療を担う地域や各施設で必要とされる資格や人材を育成するために多くの専門的な知識や技能を習得し、再び各施設で活躍することを期待している。