心臓血管外科
診療内容・特色
当科は、2009年10月に、下川が診療科長(主任教授)として榊原記念病院(府中市)より着任し、新体制で診療を開始しました。疾患の特性上緊急性の高い症例が多く、患者さんの受け入れや緊急手術については、24時間対応しています。
また、循環器内科、小児科、放射線科、麻酔科は勿論のこと、腎センター、救命救急センター等の他部門のバックアップを得た大変恵まれた環境にあり、患者さんに「多様な治療方法」を提示・提供できるよう努力しています。特に、高齢者や腎不全、慢性肺疾患などの合併症を有する患者さんに対しても、各科の協力によって適切な治療法を工夫しています。
得意領域は、冠動脈バイパス手術、重症心不全に対する外科治療、自己弁を温存する弁膜症手術、近年増加傾向にある大動脈疾患(大動脈解離、大動脈瘤)の手術などです。
TEL:03-3964-1211 心外病棟担当・当直医まで
榊原記念病院と連携し、高度循環器医療を提供します。24時間緊急手術に対応できる体制を完備しています。
ムービー
スタッフ
専門外来
専門外来は毎日行っています。
診療内容の概略は以下の通りです。
冠動脈バイパス術オフポンプ、バイパス
呼吸不全、腎不全、高齢者などのハイリスク症例では人工心肺を使用しない手術(オフポンプ・バイパス)を積極的に行っています。
現在は約95%の症例でオフポンプ手術治療を行っています。
弁膜症の手術弁形成、MICS
従来は人工弁で置換する手術が行われていましたが、当科では自己弁を温存する弁形成術を積極的に行っています。特に僧帽弁閉鎖不全症では95%の症例で弁形成術を行っております。
大動脈疾患人工血管置換術、ステントグラフト
特殊な疾患であり専門治療を掲げる施設が少ないのが現状です。当科は、他院で困難な大動脈瘤・大動脈解離症例も対応いたします。手術は低体温循環停止+脳分離潅流法を用いた人工血管置換術を基本にしており、複雑な動脈瘤症例にも対応しています。
当院は、日本ステントグラフト実施基準管理委員会の実施施設であり、指導医・実施医とも在籍しています。
高齢者に対しても、低侵襲手術であるステントグラフト手術を積極的に行っております。
重症心不全の外科治療
虚血性心疾患や心筋症の末期状態の心臓病に対して、左室縮小形成術(バチスタ手術、ドール手術)や僧帽弁形成術を含む治療を積極的に行っています。
他施設で治療に難渋している症例も多数ご紹介いただき治療を行っています。
心房細動に対する外科治療
心房細動は、脳梗塞や心不全を来す可能性がありますが、薬物治療の効果は、十分ではありません。
当院では、内科的カテーテル治療とメイズ手術の組合せで治療を行っています。
腹部大動脈・末梢血管疾患ステントグラフト、フットケアチーム
腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症に対して積極的に外科治療やステントグラフト治療を行っています。
フットケアチームと合同で治療も行います。
外来受付
- 03-3964-1211(代)
- 内線30224
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TEL03-3964-8657
受付時間(月~金)13:00~17:00 - 医療連携室(予約専用)
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TEL03-3964-1498
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