緩和ケアセンター
ごあいさつ
帝京大学医学部附属病院では、がんを中心に、心不全、腎不全、神経や呼吸器疾患、救急搬送された患者さんなどの緩和ケアに携わっています。
複雑化した医療・ケアを、患者さんをはじめ一般市民の皆様にわかりやすく提供できるよう緩和ケアチームや緩和ケア外来を統合した緩和ケアセンターを設置しています。帝京がんセンターや各専門診療科・部門との共働、地域医療機関との連携、院外の種々の活動にもつながりながら、患者さんへの支援体制を強化しています。当院に初めて来院されたときから、治療中、治癒した後も残存する症状に幅広く対応しています。
患者さんやご家族が日常の生活の中で疾病に向き合うことができるよう、多くの職種の専門性を活かしたオール帝京をつなぐ横断的部門として、取り組みを続けています。

緩和ケアセンター長 (緩和ケア内科 主任教授)
有賀 悦子
緩和ケアセンターについて
緩和ケアセンターは、緩和ケアチームを主体としながらライフステージ別(小児緩和ケアチーム、AYA(15-39歳)世代支援チーム、高齢者)への対応、症状緩和・がん患者支援外来(緩和ケア外来)が部門を越えて統合した中央部門です。生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者さんとそのご家族に入院中、外来の主治医の診療と並行して専門的緩和ケアを病期に関わらず提供しています。
診療内容
- 痛みや吐き気、呼吸困難、リンパ浮腫など、からだの不快な症状の緩和
- こころの診療・ケア・日常のケア全般から専門的看護ケア(皮膚・爪、浮腫、食事、生活など)
- それぞれのライフステージによる相談
(就学・就労(治療と両立、休職など)、妊孕性(将来子どもを持つこと)、介護サービス、療養場所など) - 制度利用のお手伝い(介護保険申請・福祉制度など)
- 今後のこと(治療・生活全般など)を決めていくACP(※)サポート
- 大切な方をなくされた方のサポート
※ACP (アドバンス・ケア・プランニング : 意思決定支援)
当院では、臨床倫理委員会による「適切な意思決定支援に係る指針」が定められています。緩和ケアセンターでは、本指針に従って院内の診療従事者と連携し患者さん、ご家族が今後の治療やケアについて繰り返し話し合っていくことができるよう体制を整えています。
活動内容
- 多職種による病棟ラウンド
- 症状緩和・がん患者支援外来(リンパ浮腫含む)
- 病棟ヒアリング(緩和ケアセンターと病棟・リンクナースの看護カンファレンスとして症状対応やACP(※)支援)
- がん患者カウンセリング
- 多職種による症例カンファレンス
- キャンサーボードへの参加
- 地域医療機関、介護施設などとの意見交換会への参加
- 学びの場の提供(緩和ケア研修会、ELNEC-J、セミナー、大学院の公開講義、中高への出張がん教育)
- 緩和ケアセンター運営に関するミーティング及び運営委員会の開催
申し込み方法
入院中の方
主治医・入院病棟の看護師に「緩和ケアチーム(小児緩和ケアチーム、AYA世代支援チーム含む)への相談」の希望をお伝えください。
→ 主治医や看護師からチームの連絡により、チームスタッフが病室までお伺いします。
外来受診をご希望の方
当院または他院でがんと診断された方、治療中・後の方、ご遺族の方を対象としています。
初診の予約をお取りください
症状緩和・がん患者支援外来 月・金曜日の午後 (要予約)
初診予約 医療連携室 TEL:03-3964-1498
※持参していただきたいもの:かかりつけ医からの情報提供書 (紹介状)
がんの痛みの集学的治療
当院緩和ケアセンターでは、入院は緩和ケアチーム(小児緩和ケアチーム、AYA世代支援チーム含む
)によるコンサルテーション、外来は症状緩和・がん患者支援外来として、診療を行っています。
また、内服薬などでは取り除くことが難しい場合などは、ペインクリニック科、放射線科と連携しながら痛みの緩和に努めています。
1)ペインクリニック科 紹介ページ
- 連携フローチャート

2)放射線科による
2)-1 がん放射線治療チーム 紹介ページ
2)-2 IVR部門による緩和IVR 紹介ページ
IVR (インターベンショナル・ラジオロジー : interventional radiology)とは、X線や超音波で体内の状態を確認しながらカテーテルなどを用いて血管を詰めたり(塞栓術)水を抜いたり(腹水ドレナージなど)する治療をさし、体への負担が少ないのが特徴です。
3)参考資料
3)-1患者さん、ご家族向け がんの痛みの治療ガイド (日本緩和医療学会編) ![]()
3)-2患者家族用パンフレット (厚生労働省委託事業 日本緩和医療学会) ![]()
研修会・セミナー
緩和ケア研修会
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過去の実績
ELNEC-J
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過去の実績
セミナー
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過去の実績
公開講座(医療従事者向け)
がん教育
スタッフ
緩和ケアセンターは、緩和ケアセンター長・緩和ケア内科医師(緩和医療専門医を含む)・精神科医・循環器内科医・腫瘍内科医・緩和医療に関連する診療科医・看護師(がん専門看護師、認定看護師を含む)・薬剤師(がん専門薬剤師、薬物療法認定薬剤師を含む)・医療ソーシャルワーカー・公認心理師・管理栄養士・理学療法士・歯科衛生士など多職種のメンバーで構成されています。

外来の様子

合同カンファレンスの様子