令和6年度 帝京大学医学部附属病院指標
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対象期間 | 令和6年6月1日~令和7年5月31日退院症例 |
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年齢 | 一般病棟に入院した時点での年齢を算出 |
患者数 | 一連の入院を1カウントとして集計(一般病棟への入院が一度もなかった患者さんを除く) |
平均術前日数 | 初回の様式1開始日から手術日まで(手術日当日は含まない)の日数 |
平均術後日数 | 手術日(手術日当日は含まない)から退院日までの日数 |
転院 | 退院先が、「他の病院・診療所への転院」となっているもの |
転院率 | 転院症例数/全退院数 |
なお、このホームページは厚生労働省の「医療法における病院等の広告規制について」の「医療機関ホームページガイドライン」を遵守しています。
■病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
■医療の質指標
年齢階級別退院患者数
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年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
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患者数 | 1026 | 561 | 737 | 1,057 | 1,323 | 2,320 | 2,732 | 4,278 | 2,963 | 478 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
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060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 389 | 3.02 | 2.57 | 0.00% | 66.57 |
050080xx02000x | 弁膜症(連合弁膜症を含む。)-経カテーテル弁置換術等-処置1:なし、1あり-処置2:なし-副病:なし | 171 | 12.92 | 12.23 | 8.19% | 83.96 |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし | 141 | 12.04 | 8.88 | 1.42% | 75.75 |
050070xx03x0xx | 頻脈性不整脈-経皮的カテーテル心筋焼灼術-処置2:なし | 132 | 4.12 | 4.47 | 0.00% | 64.22 |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし | 128 | 4.20 | 4.18 | 0.00% | 72.76 |
当院において、内科は循環器、消化器、呼吸器、血液、腫瘍など、様々な疾患に対応しています。
内科の患者数は、病院全体の34%を占めており、重要な診療領域となっています。
小腸・大腸などの良性腫瘍で内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を受けた患者さんは、消化器・肝・胆・膵疾患の中でも21%を占めています。内科の循環器系分類の29%を占めているのが2位、4位、5位の3分類です。
小児科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上)-手術なし-処置2:なし | 174 | 5.51 | 6.11 | 0.57% | 0.00 |
140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満)-手術なし-処置2:なし | 54 | 19.02 | 11.83 | 0.00% | 0.00 |
080270xxxx1xxx | 食物アレルギー-処置1:あり | 42 | 1.07 | 2.10 | 0.00% | 6.81 |
010230xx99x00x | てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし | 40 | 5.58 | 6.89 | 0.00% | 4.43 |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 30 | 5.83 | 6.22 | 3.33% | 1.77 |
小児科では、神経、アレルギー、内分泌、代謝、栄養、循環器、免疫、血液、悪性腫瘍、腎、発達など、幅広い専門領域を対象に診療を行っています。
診療対象のうち、早産児や低出生体重児など、周産期に発生した病態・新生児疾患の患者さんは全体の約39%を占めています。
「食物アレルギー-処置1:あり」に分類される患者さんは小児科全体の約5%で、食物によるアレルギー症状が認められた場合、原因となる食物の特定を目的とした検査を実施しています。
また、「てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし」に分類される患者さんは約4.8%で、主にてんかんの診断および治療を目的として入院されています。
外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
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040040xx02x0xx | 肺の悪性腫瘍-肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等-処置2:なし | 114 | 11.59 | 9.82 | 0.00% | 69.42 |
090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 104 | 6.06 | 5.50 | 0.00% | 56.98 |
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等-処置1:なし | 95 | 12.60 | 9.77 | 0.00% | 64.55 |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 72 | 5.15 | 4.54 | 0.00% | 69.82 |
060035xx99x0xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-手術なし-処置2:なし | 68 | 6.60 | 7.91 | 1.47% | 71.53 |
全ての外科疾患を対象としており、外科の患者数は、病院全体の12%を占めています。
外科の呼吸器系疾患のうち肺がんの患者数は約63%を占めており、最も多い疾患群となっています。
また、外科の中でも乳がんの患者さんは約12%で、そのうち84%を上記の2分類が占めています。
さらに、外科の中でも消化器・肝・胆・膵疾患の患者さんは約66%を占めており、主要な診療領域となっています。
対象となる疾患は、悪性疾患(がん)が多く、積極的に縮小手術、および内視鏡下手術などの低侵襲治療を導入しています。
整形外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
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160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 | 125 | 25.05 | 25.29 | 66.40% | 77.25 |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等 | 105 | 21.16 | 21.38 | 1.90% | 72.26 |
160620xx01xxxx | 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)-腱縫合術等 | 61 | 7.08 | 12.71 | 0.00% | 29.21 |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼-骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 | 49 | 14.65 | 17.84 | 10.20% | 39.08 |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等 | 47 | 20.89 | 18.76 | 4.26% | 63.94 |
体を動かすために必要な部分を運動器といい、骨、関節、靭帯、腱、神経、筋肉などが含まれます。整形外科では、これらの運動器の病気(疾患)や怪我(外傷)を診療を行っており、病院全体の約8%が整形外科の患者さんです。
なかでも骨折等、外傷の患者さんは53%と半数以上を占めています。そのほか、加齢や肥満に伴い発症する膝関節症や股関節症の患者さんも多く入院しており、傷んでしまった関節を人工の関節に置き換える手術を行っています。
形成外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
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020230xx97x0xx | 眼瞼下垂-手術あり-処置2:なし | 44 | 2.80 | 2.74 | 0.00% | 69.73 |
160200xx020xxx | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。)-眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む。)等-処置1:なし | 25 | 3.92 | 5.98 | 0.00% | 40.68 |
090010xx97x0xx | 乳房の悪性腫瘍-その他の手術あり-処置2:なし | 24 | 5.83 | 6.48 | 0.00% | 48.54 |
070071xx97xxxx | 骨髄炎(上肢以外)-手術あり | 19 | 42.11 | 33.46 | 21.05% | 62.68 |
160200xx030xxx | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。)-鼻骨骨折整復固定術等-処置1:なし | 19 | 3.47 | 3.31 | 0.00% | 25.47 |
形成外科では、外傷、先天異常、腫瘍などにより体表面に近い部位に生じた変形に対し、主に手術による治療を行っています。
加齢などに伴う眼瞼下垂に対しても、形成外科では手術を通じて機能と外観の改善を図っています。
顔面損傷においては、鼻骨・頬骨・眼窩底などの骨折に対する整復術を実施しています。
また、他科と連携し、腫瘍切除後の形態および機能の再建にも取り組んでおり、特に乳腺外科との協力による乳房再建症例を多数扱っています。
脳神経外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
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010030xx991xxx | 未破裂脳動脈瘤-手術なし-処置1:あり | 65 | 2.17 | 2.86 | 0.00% | 62.63 |
010030xx02x0xx | 未破裂脳動脈瘤-脳血管内手術-処置2:なし | 40 | 6.83 | 8.63 | 0.00% | 64.90 |
010010xx03x00x | 脳腫瘍-頭蓋内腫瘍摘出術等-処置2:なし-副病:なし | 31 | 20.90 | 19.89 | 19.35% | 60.32 |
100260xx9700xx | 下垂体機能亢進症-手術あり-処置1:なし-処置2:なし | 29 | 16.86 | 16.05 | 3.45% | 58.69 |
010050xx02x00x | 非外傷性硬膜下血腫-慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等-処置2:なし-副病:なし | 25 | 15.64 | 11.90 | 36.00% | 78.84 |
脳神経外科では、脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、先天奇形などの器質的疾患から、水頭症、顔面けいれん、三叉神経痛、脳卒中後の痙縮などの機能的疾患まで、幅広い脳神経疾患を対象に治療を行っています。
患者さんの約22%は未破裂脳動脈瘤であり、カテーテルを用いた検査や手術による治療を実施しています。
下垂体機能亢進症は、下垂体腫瘍によって引き起こされることが多く、腫瘍は下垂体内で異常な細胞が増殖し、ホルモン分泌に影響を及ぼします。
脳腫瘍や下垂体腫瘍に対しては、低侵襲な経鼻的内視鏡手術により腫瘍の摘出を行っています。
硬膜下血腫は、脳と頭蓋骨の間に血液が徐々に貯留し、脳を圧迫する状態であり、血腫除去術によって圧迫の軽減を図ります。
頭蓋・頭蓋内損傷などの頭部外傷に対しても、あらゆる状況を想定し、迅速かつ適切な対応を行っています。
心臓血管外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
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050080xx0101xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む。)-ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等-処置1:なし-処置2:1あり | 51 | 20.20 | 20.84 | 25.49% | 66.12 |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤-ステントグラフト内挿術-処置2:なし | 27 | 9.52 | 10.18 | 14.81% | 80.11 |
050161xx01x1xx | 大動脈解離-大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等-処置2:1あり | 23 | 21.09 | 29.35 | 56.52% | 69.09 |
050163xx02x1xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤-大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等-処置2:1あり | 15 | 15.73 | 18.74 | 40.00% | 73.27 |
050050xx0101xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患-心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等-処置1:なし-処置2:1あり | 14 | 17.50 | 21.11 | 42.86% | 68.21 |
心臓血管外科の中でおよそ30%が弁膜症の患者さんです。
弁膜症とは、心臓にある弁に異常があり、血液の流れが妨げられる疾患です。これに対しては、その弁の置換術や自己弁を温存する弁形成術を行います。
非破裂性大動脈瘤や腸骨動脈瘤は、胸部や腹部などの太い動脈や腸骨動脈にこぶ(瘤)が形成される疾患であり、破裂すると生命に関わる危険性が非常に高くなります。これらに対しては、ステントグラフト内挿術などのカテーテルを用いた血管内治療や、瘤を切除して人工血管に置き換える外科的手術を行っています。
大動脈解離など、緊急性の高い症例にも幅広く対応しています。
狭心症に対しては冠動脈バイパス術を実施しており、呼吸不全・腎不全・高齢者などのハイリスク症例には、人工心肺を使用しないオフポンプ・バイパス術を積極的に導入しています。
現在では、約95%の症例においてオフポンプ手術による治療を行っています。
小児外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
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060160x101xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳未満)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 33 | 3.00 | 2.73 | 0.00% | 3.88 |
11022xxx01xxxx | 男性生殖器疾患-精索捻転手術等 | 15 | 3.00 | 3.53 | 0.00% | 6.93 |
060150xx99xxxx | 虫垂炎-手術なし | - | - | 8.00 | - | - |
140590xx97xxxx | 停留精巣-手術あり | - | - | 2.96 | - | - |
060170xx02xx0x | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア-ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等-副病:なし | - | - | 6.85 | - | - |
小児外科は、新生児から中学生までの小児を対象に診療を行う外科領域です。
診療対象の中では、鼠径ヘルニアの患者さんが最も多く、全体の約26.5%を占めています。
次いで、男性生殖器疾患が約12.5%を占めており、主に陰茎や包皮に関連する疾患が中心です。
なお、症例数が10未満の場合は-(ハイフン)を表示しています。
産婦人科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
120260x001xxxx | 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満)-子宮破裂手術等 | 148 | 9.54 | 9.34 | 0.00% | 35.26 |
12002xxx99x40x | 子宮頸・体部の悪性腫瘍-手術なし-処置2:4あり-副病:なし | 74 | 5.05 | 4.07 | 0.00% | 62.30 |
12002xxx01x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍-子宮悪性腫瘍手術等-処置2:なし | 64 | 13.58 | 9.84 | 1.56% | 57.36 |
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍-腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 57 | 6.98 | 5.88 | 0.00% | 41.74 |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍-卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 51 | 6.94 | 5.97 | 0.00% | 38.25 |
産科では、総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊娠への対応を含め、母体と胎児の安全を第一に診療を行っています。
婦人科では、小児・思春期から中高年まで幅広い年齢層を対象に、良性疾患のみならず悪性疾患に対しても、積極的に低侵襲治療を導入しています。
「分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満)-子宮破裂手術等」は、主に帝王切開となった患者さんです。
子宮頸部および体部の悪性腫瘍(子宮頸癌、子宮体癌、子宮内膜癌など)の患者さんは、産婦人科全体の約23%を占めています。
一方、子宮の良性腫瘍の患者さんは約7%であり、卵巣のう腫、卵巣腫瘍、茎捻転などに対しては、腹腔鏡を用いた低侵襲手術を実施しています。
眼科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患-手術あり-片眼 | 554 | 3.27 | 2.49 | 0.00% | 72.36 |
020150xx97xxxx | 斜視(外傷性・癒着性を除く。)-手術あり | 388 | 3.80 | 3.08 | 0.00% | 36.55 |
020160xx97xxx0 | 網膜剥離-手術あり-片眼 | 179 | 6.02 | 7.53 | 0.00% | 55.17 |
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患-手術あり-両眼 | 62 | 4.68 | 4.29 | 1.61% | 72.63 |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性-手術あり-処置1:あり-処置2:なし | 47 | 6.21 | 5.47 | 0.00% | 64.00 |
眼科では白内障、緑内障、網膜剥離、黄斑円孔、黄斑上膜、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、ぶどう膜炎、角膜疾患などの内眼疾患と斜視、弱視、眼振、眼筋麻痺、眼瞼下垂、眼瞼内反、眼瞼皮膚弛緩症、眼瞼形成、涙嚢炎、鼻涙管閉塞(流涙症)、涙小管断裂、眼窩腫瘍、眼窩底骨折、眼球突出、眼瞼痙攣、顔面痙攣などの外眼疾患に対して広く対応しています。
なかでも最も多いのが白内障の患者さんで、40%を占めています。次いで斜視の患者さんが約26%を占めており、年齢層も幅広く診療を行っています。
網膜剥離は、眼球の内側にある網膜が剥がれることで視力低下や失明を引き起こす疾患です。
網膜前膜は、網膜の一部に形成された薄い膜が収縮することで、物がゆがんで見える、色が薄く見えるといった変視症を生じます。
黄斑円孔は、網膜の中心部である黄斑に穴が開く疾患で、黄斑は視力にとって極めて重要な部位であるため、穴が開くと視力低下や物のゆがみなどの症状が現れます。
これらの疾患に対しては、いずれも手術療法を中心とした治療を行っています。
耳鼻咽喉科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 54 | 8.61 | 7.35 | 0.00% | 23.63 |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 49 | 6.53 | 5.84 | 2.04% | 50.24 |
030440xx01xxxx | 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫-鼓室形成手術等 | 31 | 11.55 | 6.06 | 0.00% | 31.87 |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎-手術なし | 24 | 6.88 | 5.63 | 0.00% | 42.08 |
030150xx97xxxx | 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍-手術あり | 19 | 6.74 | 6.68 | 0.00% | 57.32 |
耳科学・聴覚医学を専門としながら、耳鼻咽喉科および頭頚部外科領域において幅広い診療を行っています。
慢性扁桃炎や扁桃肥大などの「扁桃・アデノイドの慢性疾患」に対しては、主に扁桃摘出術を実施しています。
慢性副鼻腔炎には、内視鏡下鼻内手術による治療を行っており、慢性化膿性中耳炎や中耳真珠腫に対しては、中耳開放により病変を完全に除去した後、外耳道を元のサイズに再建する手術を行っています。
「扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎-手術なし」に分類される症例では、抗生剤の投与による保存的治療を行っています。
また、「耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍」は主に耳下腺腫瘍に対して、腫瘍摘出術を中心とした外科的治療を実施しています。
放射線科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
070520xx97xxxx | リンパ節、リンパ管の疾患-手術あり | 18 | 9.72 | 7.87 | 11.11% | 60.33 |
050200xxxxxxxx | 循環器疾患(その他) | 14 | 4.14 | 7.71 | 0.00% | 66.36 |
040240xx97x0xx | 肺循環疾患-手術あり-処置2:なし | - | - | 5.88 | - | - |
050190xx9700xx | 肺塞栓症-手術あり-処置1:なし、1あり-処置2:なし | - | - | 18.55 | - | - |
050163xx97x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤-その他の手術あり-処置2:なし | - | - | 7.17 | - | - |
放射線科では、血管造影、CT、超音波検査などの画像診断技術を活用しながら、さまざまな疾患に対する治療を行っています。
主な対象疾患としては、リンパ漏や乳び性腹水、動静脈瘻などがあり、これらに対してはリンパ管塞栓術や血管塞栓術などの低侵襲な治療を実施しています。
なお、症例数が10未満の場合は-(ハイフン)を表示しています。
脳神経内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x20x | 脳梗塞-手術なし-処置2:2あり-副病:なし | 33 | 26.03 | 16.94 | 45.45% | 73.39 |
010110xxxxx40x | 免疫介在性・炎症性ニューロパチー-処置2:4あり-副病:なし | 26 | 18.19 | 15.45 | 7.69% | 55.04 |
010155xxxxx00x | 運動ニューロン疾患等-処置2:なし-副病:なし | 22 | 16.77 | 12.28 | 9.09% | 65.82 |
010060xx99x40x | 脳梗塞-手術なし-処置2:4あり-副病:なし | 21 | 27.14 | 16.89 | 42.86% | 66.52 |
010080xx99x0x1 | 脳脊髄の感染を伴う炎症-手術なし-処置2:なし-15歳以上 | 11 | 24.73 | 15.94 | 18.18% | 50.27 |
脳神経内科では、脳・脊髄・末梢神経・筋といった神経系の器質的疾患(精神的な疾患を除く)を対象に診療を行っています。
主な症状としては、頭痛、しびれ、めまい、ものが二つに見える、呂律が回らない、手足が動かない、ふるえる、歩行の障害など多岐にわたります。
脳神経内科のうち約26%は脳梗塞であり、リハビリテーションやエダラボンなどの薬剤を用いた治療を行っています。
「免疫介在性・炎症性ニューロパチー-処置2:4あり-副病:なし」に分類される慢性炎症性脱髄性多発神経炎やギラン・バレー症候群に対しては、ガンマグロブリン療法を実施しています。
「運動ニューロン疾患」では、主に筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する診療を行っており、「脳脊髄の感染を伴う炎症」には、脳炎や髄膜炎などに対する検査および治療を行っています。
皮膚科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 膿皮症-処置1:なし | 90 | 11.67 | 12.98 | 4.44% | 62.54 |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)-皮膚悪性腫瘍切除術等-処置2:なし | 19 | 8.95 | 6.92 | 0.00% | 78.84 |
080110xxxxx0xx | 水疱症-処置2:なし | 19 | 22.47 | 28.94 | 5.26% | 74.42 |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 16 | 6.19 | 9.33 | 6.25% | 66.06 |
080005xx01x0xx | 黒色腫-皮膚悪性腫瘍切除術等-処置2:なし | 15 | 11.47 | 11.59 | 0.00% | 73.20 |
皮膚科では、アトピー性皮膚炎をはじめとする湿疹・皮膚炎群、感染症、膠原病、良性および悪性腫瘍、乾癬、水疱症などの皮膚疾患全般に加え、静脈瘤にも幅広く対応しています。
膿皮症は、体外からの細菌感染によって生じる皮膚の炎症性疾患です。
「皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)」は有棘細胞癌などをはじめとする皮膚にできる癌で、病変を切除する手術を行います。
には、有棘細胞癌などが含まれ、病変部の切除手術を行っています。
水疱症は、皮膚に対する自己抗体の作用により水疱が形成される自己免疫性疾患であり、ステロイドによる薬物療法を実施しています。
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、加齢やストレスなどでウイルスが再活性化し、皮膚に赤い発疹と痛みを生じます。入院では抗ウイルス薬の点滴による治療を行っています。
黒色腫は皮膚がんの一種で、病変を切除する手術を行います。
泌尿器科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり | 136 | 3.02 | 2.45 | 0.00% | 70.65 |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:なし | 103 | 7.51 | 6.81 | 0.00% | 74.03 |
11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-副病:なし | 47 | 5.04 | 5.16 | 0.00% | 61.62 |
110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍-前立腺悪性腫瘍手術等 | 43 | 12.30 | 11.11 | 0.00% | 69.33 |
110420xx02xxxx | 水腎症等-経尿道的尿管ステント留置術等 | 43 | 3.65 | 4.07 | 2.33% | 72.98 |
泌尿器科では、尿路および男性生殖器に関する疾患を診療しています。対象となる臓器・部位には、腎臓、副腎、尿管、膀胱、前立腺、尿道、陰茎、精巣・陰のうなどが含まれます。これらの部位に発生する各種の臓器がん、結石、感染症のほか、排尿障害、性機能障害、男性不妊症など、幅広い分野を対象としています。
「前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり」では、検査結果から前立腺がんの可能性が疑われる場合、確定診断のために前立腺針生検を行います。これは、細い針を用いて前立腺から組織を採取する検査です。
前立腺がんに対しては、低侵襲治療として、先進的な手術支援ロボット「ダ・ヴィンチXi」を用いた手術を導入しており、患者様の早期退院が可能となっています。
「膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:なし」では、膀胱がんに対し、尿道から内視鏡を挿入して膀胱内の腫瘍を切除する経尿道的手術を行っています。
「上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-副病:なし」では、腎臓や尿管にできた結石に対し、尿道から内視鏡を挿入し、レーザーで結石を砕いた後、鉗子で回収して体外に取り出す経尿道的尿路結石レーザー除去術を実施しています。
水腎症は、腎臓で作られた尿が尿管や膀胱などの尿路の閉塞により排出されず、腎臓内に溜まって拡張する疾患です。腎盂から膀胱への尿の流れを確保するため、尿管ステントと呼ばれる管を挿入する手術を行います。
救急科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒)-処置2:なし-副病:なし | 79 | 2.43 | 3.58 | 0.00% | 33.70 |
161070xxxxx1xx | 薬物中毒(その他の中毒)-処置2:1あり | 19 | 3.26 | 8.87 | 10.53% | 37.11 |
161060xx99x0xx | 詳細不明の損傷等-手術なし-処置2:なし | 17 | 1.71 | 2.63 | 0.00% | 32.94 |
160990xx99x0xx | 多部位外傷-手術なし-処置2:なし | 16 | 2.38 | 16.04 | 0.00% | 36.38 |
010230xx99x00x | てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし | 15 | 2.93 | 6.89 | 20.00% | 49.47 |
救急科は、外傷外科、脳蘇生、重症救急疾患、広範囲熱傷、急性中毒などの専門スタッフを擁し、主に東京消防庁からの三次救急施設に搬送を選定された患者さんを24時間体制で受け入れています。
なかでも多いのは「薬物中毒(その他の中毒)」に分類される患者さんで、医薬品の大量服用や有毒物質にさらされたため重い中毒症状が出現し、呼吸・循環の維持を含む集中治療を行っています。
また、多発外傷による大量出血でショック状態にある患者さん、重篤な内臓疾患による意識障害や循環不全、呼吸不全を伴う患者さんなど、幅広い重症救急症例に対して迅速かつ的確な治療を提供しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
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初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 65 | - | 12 | 33 | 16 | 52 | 1 | 8 |
大腸癌 | 106 | 60 | 66 | 121 | 58 | 186 | 1 | 8 |
乳癌 | 78 | 88 | 20 | 11 | - | 47 | 1 | 8 |
肺癌 | 91 | 29 | 69 | 150 | 94 | 287 | 1 | 8 |
肝癌 | 44 | 12 | 16 | 20 | 12 | 151 | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌について初発患者はUICCのTNMから示される病期分類による患者数を示しています。再発患者(再発部位によらない)は期間内の患者数です。
期間内に複数回の入退院があった場合は、一人の患者さんに入退院の回数をかけた延べ患者数となっています。
症例数が10未満の場合は―(ハイフン)表示しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
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患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 24 | 14.13 | 51.04 |
中等症 | 98 | 19.10 | 75.47 |
重症 | 26 | 31.54 | 82.12 |
超重症 | 17 | 27.88 | 81.94 |
不明 | - | - | - |
成人の市中肺炎について、重症度別の患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROP)によって、性別、年齢、意識障害や脱水の状況、血圧等で評価され、軽症~超重症の4段階に分類しています。
症例数が10未満の場合は―(ハイフン)表示しています。
脳梗塞の患者数等
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発症日から | 患者数 | 平均 在院日数 |
平均 年齢 |
転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 100 | 26.23 | 72.34 | 37.50% |
その他 | 20 | 34.65 | 67.80 | 7.50% |
脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率です。
医療資源を最も投入した傷病が脳梗塞(ICD-10コードI63$)である症例を示しています。
ICD-10(国際疾病分類第10回修正版)とは死因や疾病の国際的な統計基準として、世界保健機構(WHO)によって公表されている分類であり、死因や疾病の統計などに関する情報の国際的な比較や、医療機関における診療記録の管理などに活用されています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 382 | 1.00 | 1.37 | 0.26% | 67.05 |
K555-22 | 経カテーテル弁置換術(経皮的大動脈弁置換術) | 157 | 4.31 | 8.52 | 10.83% | 84.58 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 148 | 2.15 | 13.12 | 2.70% | 76.17 |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 124 | 1.32 | 2.11 | 0.00% | 65.90 |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 93 | 1.99 | 3.22 | 1.08% | 76.77 |
「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」は、大腸にできた小さなポリープや異常な粘膜を、内視鏡を使って切除する手術です。「経カテーテル弁置換術(経皮的大動脈弁置換術)」は、カテーテルを使って、大動脈弁を新しい人工弁に置き換える手術です。開胸せずに行える低侵襲な方法です。「内視鏡的胆道ステント留置術」は、胆汁の流れが悪くなったときに、内視鏡で胆道にステント(管)を入れて流れを良くする治療です。「経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)」は、不整脈の原因となる心臓内の異常な電気信号の通り道を焼き切る治療法です。心房中隔穿刺は、カテーテルを右心房から左心房へ通過させるために心房中隔に穴を開ける技術で、心外膜アプローチは、心臓の表面(心膜)からカテーテルを導入する特殊なアプローチです。「四肢の血管拡張術・血栓除去術」は、手足の血管が詰まったり狭くなった場合に、血流を改善するために血管を広げたり血栓を取り除く手術です。
小児科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K9131 | 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) | 14 | 0.00 | 45.50 | 7.14% | 0.00 |
K5952 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) | - | - | - | - | - |
K9132 | 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) | - | - | - | - | - |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) etc. | - | - | - | - | - |
K2762 | 網膜光凝固術 その他特殊なもの(一連につき) | - | - | - | - | - |
小児科で多く行っている手術は「新生児仮死蘇生術(仮死第1度)」です。出生時に呼吸や心拍が弱い赤ちゃんに対して、軽度の蘇生処置を行うものです。他には、「経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他)」、「新生児仮死蘇生術(仮死第2度)」、「抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 」、「網膜光凝固術 その他特殊なもの(一連につき)」を行っています。なお、症例数が10症例に満たないものは、-(ハイフン)を表示しています。
外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 107 | 2.15 | 3.07 | 0.00% | 56.93 |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 77 | 1.66 | 3.91 | 1.30% | 62.08 |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 etc. | 69 | 6.51 | 16.91 | 1.45% | 72.91 |
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの etc. | 47 | 3.21 | 8.49 | 0.00% | 69.02 |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 46 | 1.04 | 3.63 | 0.00% | 73.54 |
「乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない))」は、乳がんのある部分だけを切除する手術で、わきのリンパ節は取り除かず、体への負担を減らす方法です。「腹腔鏡下胆嚢摘出術」は、胆石や胆のう炎の治療のために、腹腔鏡を使って胆のうを取り除く手術です。「腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 etc.」は、結腸にできたがんを、腹腔鏡を使って小さな傷で切除する手術です。体への負担が少なく、回復が早いのが特徴です。「胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの」は、肺がんに対して、胸に小さな穴を開けてカメラを入れ、肺の一部またはそれ以上を切除する手術です。傷が小さく、回復が早いのが特徴です。「鼠径ヘルニア手術」は、足の付け根にできる脱腸(鼠径ヘルニア)を治すために、飛び出した臓器を戻して補強する手術です。
整形外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(膝) etc. | 168 | 1.58 | 19.52 | 4.17% | 70.25 |
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 etc. | 120 | 2.08 | 16.39 | 41.67% | 62.60 |
K046-3 | 一時的創外固定骨折治療術 | 70 | 0.20 | 25.23 | 22.86% | 62.11 |
K082-7 | 人工股関節置換術(手術支援装置を用いる) | 69 | 1.87 | 20.45 | 7.25% | 67.10 |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 etc. | 63 | 3.33 | 9.37 | 12.70% | 45.84 |
「人工関節置換術(膝)」は、傷んだ関節を人工関節に置き換える手術で、痛みの軽減や動きの改善を目的とします。「骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿」は、肩や腕、太ももの骨折に対して、皮膚を切開して骨を直接整え、金属などで固定する手術です。「一時的創外固定骨折治療術」は、骨折した部位を体の外から器具で固定し、安定させることで骨の回復を促す一時的な治療法です。「人工股関節置換術(手術支援装置を用いる)」は、股関節を人工関節に置き換える手術で、手術支援装置を使ってより精密かつ安全に行う方法です。「骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨」は、前腕やすね、手の骨折に対して、皮膚を切開して骨を整え、プレートやネジで固定する手術です。
形成外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 37 | 0.70 | 1.11 | 0.00% | 67.11 |
K333 | 鼻骨骨折整復固定術 | 21 | 1.10 | 1.33 | 0.00% | 26.81 |
K0153 | 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(100cm2以上) | 16 | 2.25 | 5.00 | 0.00% | 48.31 |
K227 | 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む) | 14 | 1.00 | 1.64 | 0.00% | 40.71 |
K0871 | 断端形成術(骨形成を要する)(指) | 13 | 4.69 | 34.92 | 15.38% | 66.69 |
「眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)」は、上まぶたの開きが悪くなる「眼瞼下垂症」の症状を改善するための手術方法の一つです。この手術は、眼瞼挙筋自体は機能しているものの腱膜の問題でまぶたが下がる場合に特に有効とされています。 「鼻骨骨折整復固定術」は、折れた鼻の骨を元の位置に戻し、固定する手術です。外傷などによる変形や呼吸障害を改善します。「皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(100cm2以上)」は、大きな傷や欠損部位を覆うために、皮膚や皮下組織を別の場所から移動させて再建する高度な形成手術です。「眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む)」は、目の周りの骨が折れた場合に、切開して骨を元の位置に戻す手術です。「断端形成術(骨形成を要する)(指)」は、指の切断や重度の損傷によって再接着が難しい場合に、残された指先の機能をできるだけ保つために行われる外科手術です。特に、骨が露出しているような状態で、骨の整形が必要な場合にこの手術が選択されます。
脳神経外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K171-21 | 内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術(下垂体腫瘍) | 34 | 3.91 | 12.97 | 2.94% | 57.56 |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 etc. | 30 | 1.43 | 14.20 | 36.67% | 78.80 |
K1783 | 脳血管内手術(脳血管内ステント) | 30 | 1.43 | 9.07 | 10.00% | 63.13 |
K171-22 | 内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術(頭蓋底脳腫瘍(下垂体腫瘍を除く)) | 24 | 2.92 | 13.17 | 0.00% | 54.67 |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) | 22 | 3.91 | 21.18 | 31.82% | 57.55 |
「内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術(下垂体腫瘍)」は、鼻から内視鏡を入れて、脳の下にある下垂体にできた腫瘍を取り除く手術です。傷が小さく、回復も早いのが特徴です。「慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術」は、頭の中にたまった血液を小さな穴から洗い流すことで、脳への圧迫を軽減する手術です。「脳血管内手術(脳血管内ステント)」は、脳の血管が狭くなったり詰まったりした場合に、血管の中にステント(網状の筒)を入れて血流を改善する手術です。「内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術(頭蓋底脳腫瘍(下垂体腫瘍を除く))」は、鼻から内視鏡を使って、頭の底にある腫瘍を取り除く手術で、体への負担が少ない方法です。「頭蓋内腫瘍摘出術(その他)」は、脳内にできた腫瘍を取り除く手術です。
心臓血管外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K554-21 | 胸腔鏡下弁形成術 1弁のもの etc. | 32 | 4.44 | 9.34 | 21.88% | 58.78 |
K552-22 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) | 21 | 7.71 | 12.19 | 19.05% | 66.43 |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 21 | 2.05 | 6.38 | 14.29% | 80.48 |
K5601ニ | 大動脈瘤切除術(上行)(その他) | 19 | 0.58 | 20.95 | 52.63% | 74.32 |
K555-31 | 胸腔鏡下弁置換術 1弁のもの etc. | 16 | 9.06 | 16.56 | 18.75% | 72.38 |
「胸腔鏡下弁形成術 1弁のもの」は、胸の小さい切り口からカメラ(胸腔鏡)を入れて行う低侵襲な方法で、壊れた心臓の弁を修復して元の機能を回復させる手術です。1つの弁に対して行います。「冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上)」は、心臓を停止させずに心臓が動きながら、狭くなった冠動脈(心臓に血液を送る血管)に、大動脈の血管(グラフト)を移植する手術で、特にその移植(吻合)が2箇所以上行われるものです。「ステントグラフト内挿術(腹部大動脈)」は、腹部の大動脈瘤に対して、ステント付きの人工血管を血管内に挿入して治療する方法です。「大動脈瘤切除術(上行)(その他)」は、大動脈のこぶ(瘤)を切除またはステントで補強する手術です。「胸腔鏡下弁置換術 1弁のもの」は、胸に小さな穴をいくつか開け、そこからカメラや細い手術器具を入れて行う低侵襲手術(体に負担の少ない手術)で、病気の弁を切り取り、人工の弁に置き換えることで、心臓の働きを正常に近づけます。
小児外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 29 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 4.07 |
K8282 | 包茎手術(環状切除術) | 15 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 6.93 |
K836 | 停留精巣固定術 | - | - | - | - | - |
K6333 | 臍ヘルニア手術 | - | - | - | - | - |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | - | - | - | - | - |
小児外科で一番多く行っている手術は「腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)」で、両側の鼠径ヘルニアを腹腔鏡を使って小さな傷で治す手術です。2番目に多いのが「包茎手術(環状切除術)」で、包皮がむけにくい状態(包茎)を改善するために、余分な包皮を環状に切除する手術です。他にも「停留精巣固定術」、「臍ヘルニア手術」、「鼠径ヘルニア手術」などを行っています。なお、症例数が10症例に満たないものは、-(ハイフン)を表示しています。
産婦人科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K8981 | 帝王切開術(緊急帝王切開) | 148 | 3.87 | 7.16 | 0.00% | 34.71 |
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 89 | 7.03 | 6.90 | 0.00% | 35.56 |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの etc. | 56 | 1.04 | 4.98 | 0.00% | 38.43 |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 etc. | 55 | 1.13 | 5.49 | 0.00% | 49.00 |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | 53 | 4.94 | 15.55 | 1.89% | 59.04 |
「帝王切開術(緊急帝王切開)」は、分娩中に母体や胎児の状態が悪化した場合に、緊急で行う帝王切開手術です。「帝王切開術(選択帝王切開)」は、事前に予定して行う帝王切開手術で、安全に赤ちゃんを取り出すために行われます。「子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの etc.」は、卵巣や卵管などの腫瘍を、腹腔鏡を使って両側から摘出する手術です。「腹腔鏡下腟式子宮全摘術 etc.」は、子宮を腟から摘出する手術で、腹腔鏡を併用することで傷が小さく、回復が早いのが特徴です。「抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)」は、抗がん剤を長期的に投与するために、体内に植え込む(埋め込む)カテーテル(ポート)を設置する手術です。
眼科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 590 | 1.00 | 1.39 | 0.17% | 72.28 |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) | 200 | 0.93 | 4.42 | 0.50% | 60.09 |
K2422 | 斜視手術(後転法) | 180 | 1.03 | 1.65 | 0.00% | 31.94 |
K2423 | 斜視手術(前転法と後転法) | 121 | 1.08 | 1.87 | 0.00% | 41.33 |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) | 93 | 1.00 | 3.62 | 0.00% | 64.30 |
「水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)」は、白内障などで濁った水晶体を取り除き、人工のレンズを目の中に入れる手術です。「硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)」は、眼の中を満たすゲル状の組織である硝子体(しょうしたい)の、特に後方の部分(硝子体茎)を顕微鏡下で切除・分離する手術であり、網膜に異常に付着している組織も同時に剥がします。「斜視手術(後転法)」は、斜視の原因となっている眼球を動かす筋肉(外眼筋)の働きを調整する手術の一つで、特にその筋肉の作用を弱めることを目的とした手術法です。後転法は、過剰に収縮している、あるいは作用が強すぎる外眼筋の張力を弱めることで、眼球の位置を調整し、視線をまっすぐにすることを目的とします。「斜視手術(前転法と後転法)」は、斜視手術における「前転法」と「後転法」は、どちらも眼球を動かす筋肉(外眼筋)の作用を調整することで斜視を矯正する手術方法で、後転法と前転法を組み合わせて行われることがあります。互いに補完し合う関係にあり、患者さんの斜視の種類、程度、どの筋肉に問題があるかに応じて、最適な術式が選択されます。「硝子体茎顕微鏡下離断術(その他)」は、「網膜付着組織を含む」といった特定の追加操作が明示されていない、または様々な特殊な状況で行われる硝子体茎の離断術全般を指す手術です。
耳鼻咽喉科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術 摘出 etc. | 76 | 1.05 | 7.46 | 0.00% | 25.08 |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 46 | 1.35 | 4.11 | 2.17% | 50.11 |
K3191 | 鼓室形成手術(耳小骨温存術) | 19 | 1.26 | 9.32 | 0.00% | 35.11 |
K347-3 | 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術) | 18 | 1.11 | 3.44 | 0.00% | 38.39 |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | 15 | 0.60 | 6.13 | 0.00% | 40.60 |
「口蓋扁桃手術 摘出」は、口の奥にある扁桃腺を摘出する手術で、繰り返す炎症や呼吸障害の改善を目的とします。「内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)」は、内視鏡を使って複数の副鼻腔に対して選択的に行う手術で、慢性副鼻腔炎などの治療に用いられます。「鼓室形成手術(耳小骨温存術)」は、中耳の病気に対して、耳小骨を残しながら鼓膜や中耳の構造を修復する手術です。聴力の改善が期待されます。「内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術)」は、鼻の中の仕切り(鼻中隔)の骨や軟骨が曲がっている場合に、内視鏡でまっすぐに整える手術です。「扁桃周囲膿瘍切開術」は、のどの奥に膿がたまる病気(扁桃周囲膿瘍)に対して、膿を切開して排出する手術です。
放射線科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K6154 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) | 37 | 1.24 | 2.38 | 2.70% | 63.11 |
K635-2 | 腹腔・静脈シャントバルブ設置術 | - | - | - | - | - |
K514-71 | 肺悪性腫瘍及び胸腔内軟部腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cm以内) | - | - | - | - | - |
K6261 | リンパ節摘出術(長径3cm未満) | - | - | - | - | - |
K6231 | 静脈形成術、吻合術(胸腔内静脈) | - | - | - | - | - |
放射線科では、「血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他)」を多く実施しています。異常な血流や腫瘍への血流を遮断するために、血管をふさぐ治療です。他には、「腹腔・静脈シャントバルブ設置術」、「肺悪性腫瘍及び胸腔内軟部腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cm以内)」、「リンパ節摘出術(長径3cm未満)」、「静脈形成術、吻合術(胸腔内静脈)」なども実施しています。なお、症例数が10症例に満たないものは、-(ハイフン)を表示しています。
皮膚科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K0071 | 皮膚悪性腫瘍切除術(広汎切除) | 21 | 2.10 | 9.00 | 0.00% | 72.57 |
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 18 | 0.89 | 6.28 | 0.00% | 80.50 |
K0022 | デブリードマン(100cm2以上3000cm2未満) | 10 | 8.80 | 17.30 | 10.00% | 73.80 |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | - | - | - | - | - |
K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | - | - | - | - | - |
「皮膚悪性腫瘍切除術(広汎切除)」は、悪性の皮膚腫瘍(皮膚がん)を切除する際、病変部だけでなく、再発を防ぐために周囲の健康な組織をある程度の幅(マージン)を設けて広範囲に切除する手術方法です。「皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)」は、悪性腫瘍(皮膚がん)とその周囲の健康な皮膚組織を安全域を含めて一塊として切除し、切除後の欠損部を直接縫い合わせる(単純縫縮する)手術方法です。「デブリードマン(100cm²以上3000cm²未満)」は、傷口の治りを良くするために、壊死した組織や汚染された部分を丁寧に取り除き、感染を防ぎながら治癒を促進する処置です。他にも「皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満)」、「下肢静脈瘤血管内焼灼術」などを行っています。なお、症例数が10症例に満たないものは、-(ハイフン)を表示しています。
泌尿器科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 122 | 1.54 | 5.28 | 0.82% | 73.633 |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 70 | 0.87 | 5.36 | 2.86% | 70.87 |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 46 | 1.11 | 3.02 | 0.00% | 61.33 |
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) | 43 | 1.35 | 9.95 | 0.00% | 69.33 |
K773-51 | 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術支援機器・7センチ以下) | 28 | 1.32 | 7.75 | 0.00% | 69.39 |
「膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)」は、膀胱にできたがんを、尿道から内視鏡を入れて電解質溶液を使いながら切除する手術です。「経尿道的尿管ステント留置術」は、尿の流れを確保するために、尿管に細い管(ステント)を入れる処置です。「経尿道的尿路結石除去術(レーザー)」は、尿道から細い内視鏡(尿管鏡)を挿入し、直接レーザーで結石を破砕・除去する手術です。「腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる)」は、前立腺がんに対して、腹腔鏡と支援機器を使って行う精密な切除手術です。「腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術支援機器・7センチ以下)」は、腎臓にできた7cm以下のがんを、腹腔鏡と支援機器を使って切除する低侵襲手術です。
救急科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K6151 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) | 27 | 0.07 | 6.74 | 77.78% | 73.70 |
K386 | 気管切開術 | 21 | 11.24 | 22.86 | 85.71% | 71.86 |
K6021 | 経皮的心肺補助法(初日) | - | - | - | - | - |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | - | - |
K6154 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) | - | - | - | - | - |
「血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術)」は、出血を止めるために、血管の中に塞栓物質を入れて血流を遮断する治療です。「気管切開術」は、首の前方を切開して気管に穴を開け、呼吸を確保するための処置です。長期の人工呼吸管理などに用いられます。救急科では他に、「経皮的心肺補助法(初日)」、「内視鏡的消化管止血術」、「血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他)」などを実施しています。なお、症例数が10症例に満たないものは、-(ハイフン)を表示しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 15 | 0.09% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 21 | 0.12% |
異なる | 37 | 0.21% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 41 | 0.24% |
異なる | - | - |
手術・処置等の合併症の内訳は「手術・処置後の出血」「手術・処置後の感染症」「術後リンパ漏」「透析シャントの機能不全」「水晶体核落下」「人工弁不全」「移植人工血管の感染等の心臓及び血管の挿入物・移植片の感染症」「エンドリーク」「人工関節の脱臼・移植人工骨の感染等の整形外科的挿入物・移植片の合併症」「手術創の離開」「その他の体内挿入物の感染症」「再接着及び切断の合併症」がそれぞれ10件未満となっています。
症例数が10未満の場合は―(ハイフン)表示しています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した 患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
---|---|---|
2,217 | 1,731 | 78.08% |
リスクレベルが「中」以上の手術は「肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン」に準じて抽出しています。
15歳未満は除外しており、整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科的の手術などは15歳以上、悪性腫瘍手術などは40歳以上を対象としています。
血液培養2セット実施率
※横にスクロールできます。
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) | 血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
3,290 | 2,867 | 87.14% |
血液培養は確実に菌を検出するため、また偽陽性による過剰治療を防ぐため、2 セットで行うことが診療ガイドラインにより推奨されています。
集計には乳幼児、小児が含まれます。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
※横にスクロールできます。
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
1,355 | 1,092 | 80.59% |
当院は抗菌薬適正使用のガイドラインに則って抗菌薬の適正使用を推進しています。
転倒・転落発生率
※横にスクロールできます。
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) |
転倒・転落発生率 |
---|---|---|
207,426 | 347 | 1.673‰ |
(退院患者に発生した転倒転落件数/退院患者の在院日数の総和)× 1000
同一患者が複数回転倒した場合は個別に集計しています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
※横にスクロールできます。
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
---|---|---|
207,426 | 17 | 0.082‰ |
2024年6月1日以降に入院し、2024年6月1日から2025年5月31日までに退院した患者のうち、発生した転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の割合を以下の計算式で集計しています。
(退院患者に発生したインシデント影響度レベル3b以上の転倒転落の発生件数/退院患者の在院日数の総和)× 1000
同一患者が複数回転倒した場合は個別に集計しています。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
※横にスクロールできます。
全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
---|---|---|
4,110 | 4,067 | 98.95% |
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
※横にスクロールできます。
退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
---|---|---|
- | - | - |
また以下の場合は除外と定められております。
① 同一の日に入院及び退院した患者
② 入院時刻から24時間以内に発生した褥瘡
③ 入院時すでに褥瘡保有が記録されていた患者
④ 調査対象期間より前に褥瘡の院内発生が確認され、継続して入院している患者
「―(ハイフン)」表示は10件未満であり、良い結果となっています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
※横にスクロールできます。
65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
---|---|---|
8,734 | 8,602 | 98.49% |
2024年6月1日以降に入院し、2024年6月1日から2025年5月31日までに退院した65歳以上の患者のうち、48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者の割合を示しています。
身体的拘束の実施率
※横にスクロールできます。
退院患者の在院日数の総和 (分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) |
身体的拘束の実施率 |
---|---|---|
207,426 | 34,033 | 16.41% |
同一日に複数回の身体拘束及び解除が繰り返された場合も1日としています。
当院は地域の基幹病院として、全ての分野の専門医が協力し、幅広い年齢層の患者さんに、高度の専門医療を提供しています。
令和6年度退院患者の年齢構成は、70歳代の患者さんが最も多く、60歳以上の患者さんが全体の約60%を占めます。